フランス語オンラインレッスンで使用するツールについて
昨今、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、世界中で自粛要請や緊急事態宣言が出される中、オンラインツールの需要が急速に高まっています。
世界中の企業や教育機関は、既存のサービスや授業を提供し続けるための解決策として、信頼できるオンラインコミュニケーションツールの導入をスタート。弊校も、同様の課題に直面し、同ツールを取り入れたサービスを提供することになりました。
弊校では、数あるオンラインコミュニケーションツールを無差別に試用した結果、「Zoom」が最も有用であるという結論に至りました。Zoomは現在、日本国内だけでなく、世界のおよそ1万の大学やビジネススクールで使われているツールです。今回の感染症拡大以前から広く使用され、信頼を集めていたツールであったことも、弊校がZoomを選択した理由の1つでした。
Zoomには、オンラインレッスンでよく使われるSkypeと比較して、以下のようなメリットがあります。
世界的にZoomの活用が広がる中、セキュリティ面の脆弱性が報告されたことが話題となりました。
その代表的な事例が、第3者によるビデオ通話への悪意のある介入です。画面共有機能などを使って不適切な画像を表示し、ビデオ会議が妨害される被害がニュースとなりました。Zoomの創設者はこれを受け、ツールの安全性とプライバシー強化のための対策を講じると発表。
同事例で注意すべき点は、ビデオ通話の妨害のみが実害であり、ツール利用者のパソコンや個人情報の漏洩などには影響がないということです。さらに、第3者による妨害行為を回避する方法がいくつかあり、その方策がZoomより発表されています。弊校においても、第三者による介入を防ぐため、Zoomが推奨する設定を採用しています。
弊校のツール使用時の具体的な設定は、以下のとおりです。
Zoomを導入したレッスンの初期段階において、ディレクター、教室長ともにオンライン授業の観察を行ないました。この参加観察はレッスン実施に伴う問題点の確認、品質の管理が目的でしたが、そのとき、オンラインでも実際の対面授業と大差のないレッスンの品質を保てることが確認できました。
授業の雰囲気についても同様のことが言えます。オンラインレッスンでも受講者は積極的に発言や質問をし、講師の冗談には笑いが起きるなど、教室での対面レッスンとの大きな違いは見られませんでした。