レッスンで使用する教科書とメソッド

エコールサンパは1994年の創設より、フランス語力の中でも特に会話スキルを重視したレッスンを行ってきました。現在レッスンで採用している、着実に会話力が身につく教授法は、現場での経験から徐々に形成されてきたものです。こうした長年の経験で培ったノウハウをもとに、エコールサンパでは独自の教科書・メソッドの開発を行いました。また、これらは日々の改善され、進化し続けています。

このページでは、サンパのレッスンで使用する教科書とメソッド、カリキュラムの詳細について紹介しています。レッスンにどのような工夫がなされているかについて、一般的な参考書の選び方とともに見ていきましょう。

フランス語学習に最適な参考書の選び方

フランス語を勉強する上で、参考書選びはとても大切です。理由はシンプルで、テキストの性能があなたの学習効率を左右するからです。教材は学習者に外国語の練習機会を与えるものですが、その質や量、出題タイミングの適切さによっては知識の定着に影響します。

また、同じ教材が入門〜上級レベルまでをカバーし、シリーズを通した一貫性、テキスト同士の密接な関連性があるかどうかにも注意しましょう。このことは既に学んだ知識の再活用を促すため、あなたのフランス語の上達を手助けしてくれる大事なポイントです。

さらに、テキストの質だけでなく、レベルや目的によっても選ぶべき教科書は異なります。ここでは、レベル別にテキストを選ぶ基準を紹介するとともに、目的別に教材を選ぶ重要性について述べていきます。

レベルに合った参考書を選ぶ

自分のレベルに合った参考書を選ぶことは重要なポイントです。それでは、レベル別にテキストを選ぶ際、どのような基準で選べばよいのでしょうか。市販のテキストの中には、入門者がフランス語の勉強を始めるにはハードルが高いものもあるため注意が必要です。ここでは、簡単にテキスト選定の基準を説明します。

初心者に合った参考書とは

  • 日常会話に役立つフランス語が学べる
  • シンプルな文章構造が用いられている
  • イラストが豊富に使われており、知識の定着を促す構成となっている
  • CDやダウンロード音源など音声付きである
  • 言語の4技能(読む・書く・聞く・話す)がバランスよく学べる内容となっている

これにより、学習者は実用的な表現を学べるばかりか、言いたいことを最もシンプルに表現することができるようになります。初心者の場合、まずは簡単な言葉を使ってコミュニケーションとることが学習の第一歩となります。その際、フレーズをいかに簡素化して学べるかは重要です。

中級者に合った参考書とは

  • フランスのより文化的な側面に触れたテーマが用いられている
  • イラストなど視覚的なコンテンツよりも、文章など「読み」を鍛えるための内容になっている
  • 音声のスピードが初心者向けのものより速くなっている
  • 例文はより長く、複雑な内容になっている
  • 言語の4技能(読む・書く・聞く・話す)がバランスよく学べる内容となっている

中級者向けのテキストでは、趣味、学校、仕事などの場面でフランス語を使えるよう、より複雑な語彙や文法を操り、表現の幅を増やしていく必要があります。自立的なフランス語話者として、こちらから話し相手に会話を投げかけるスキルも必要でしょう。身の回りで起きたことや自分の経験など、相手に語れるスキルが身につくような内容となっているかに注目しましょう。

上級者に合った参考書とは

  • 長く複雑な文章、また、学術的な内容、専門的な内容に沿ってダイアローグが構成されている
  • 複雑な文法構造に基づいた練習問題が用意されている
  • 細かいニュアンスや抽象的な表現が学べる内容になっている

上級者向けのテキストでは、ニュアンスを表現したり、抽象的な内容であっても他者に説明したりできるよう、複雑な文章構造や文法・語彙が学べるような内容になっている必要があります。また、状況に応じて適切なフランス語が使えるよう、学習者の表現の幅を広げるため、複数のテーマが採用されているかどうかもポイントとなります。主張の中で、文と文のつながりを流暢にするための表現が学べるかどうかにも注目してください。

目的に合った参考書を選ぶ

フランス語の勉強に最適な参考書は、それぞれの学習目標によっても異なります。例えば、もしあなたが翻訳家を目指していて、日常会話の上達に特化した教材を選んだとしたら、目標達成までにより多くの時間がかかってしまうでしょう。

テキストには文法に特化したもの、語彙力増大に特化したものとさまざまです。そのため、まずは自分がフランス語を学ぶ理由を明らかにし、目的達成に適したテキストを選ぶ必要があります。

テキストを選ぶ際には、どんなメソッドを採用しているのか、どんなコンセプトなのか、どのスキル向上に特化したものなのかを分析しましょう。

DELFや仏検対策を学習目的としている場合も同様です。通常のテキストでは、これらの試験対策まではカバーできないことがあるため注意しましょう。弊校でも、DELF対策のテキストと通常の会話に特化したレッスンで、全く異なるテキストを使用しています。

会話に特化した参考書とは

それでは、特にフランス語日常会話を上達させたい場合にはどんなテキストが適しているのでしょうか。

第一に、「実際に起こりうる会話シチュエーションに沿ってフランス語が学べるかどうか」という点が重要です。フランス語を一年学んでも自分や家族の紹介ができない、旅行会話に必要なスキルが身についていないという状況に陥らないためにも、この点は大切です。

また、音声付きのテキストはリスニング力も鍛えられるためオススメです。その際、レッスンにおいて講師が聞き取り練習を十分に取り入れているかどうか確認しましょう。聞き取りにもテクニックがあるため、プロによる指導がなければCD付きのテキストであってもリスニングを強化することは困難です。

エコールサンパの会話に特化したテキストは、上記のポイントに加えて内容面での充実さにも自信をもっています。次に、弊校のオリジナルテキストについて詳しくみていきましょう。

サンパのレッスンで使用する教科書について

サンパで使用されるテキストは、弊校の講師によって作成された独自のものです。多くのFLE有資格者監修のもと、学習者に実用的なフランス語を身につけてもらいたいという一心で編纂し、また日々改良を加えています。

会話スキルの向上に特化した内容

弊校のレッスンでは、会話の上達にフォーカスを当て作成されたオリジナルテキストが使用されます。

文法知識を会話に活用するのではなく、会話の中で必要な文法知識を習得することを目的としたレッスンが提供されるため、自然とフランス語で考え、話す力を身につけることができます。

弊校のオリジナルテキストによるレッスンを受講することで、日本語脳をベースとした感覚や、カタカナ読みのフランス語から脱却することが可能です。

CEFRに準拠して作成されたテキストと教育カリキュラム

弊校のオリジナルテキストは、ヨーロッパの統一規格であるCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)に準拠し作成されています。CEFRとは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠を指します。現在、38言語で参照枠が提供されており、国や言語の枠を越えた教育・就労の推進に役立てられ、語学教育の現場などで活用されている国際的な指標です。言語資格を承認する根拠としての役割も担っています。

A1からC2の6つのレベルに分けられるCEFRは、知識量と実用面の技能をバランスよく評価することができるため、留学や海外で就労・移住する際などに、語学レベルを計る指標としても活用されています。各段階の能力レベルの概要は以下のとおりです。

  • A1/A2レベル「基礎段階の言語使用者」
  • B1/B2レベル「自立した言語使用者」
  • C1/C2レベル「熟達した言語使用者」

一般的に、CEFRを1レベル上げるためには、適格な指導者の下で、約200時間の学習が必要だと言われています。

2001年に発表されたCEFRは、客観的で実用性の高い指標として定評があり、発祥地域であるEU諸国の教育機関を中心に利用されています。就学や就業などの際、語学スキルのレベルを提示する際に活用できる点が特長です。日本では、2004年に日本語版が発表され、英語教育の指標として高校や大学で使用されるようになりました。実用英語技能検定(英検)においてもCEFRに対応したスコアが表示されており、グローバル化が進む近年、語学スキルを表す国際的な指標として注目されています。

また、フランスにおいては、フランス国民教育省から唯一認定されている公式フランス語資格DELF / DALFをはじめ、TEF(Test d’Evaluation de Français)、TCF(Test de Connaissance du Français)など、CEFRに基づいたネイティブでない人向けのフランス語試験が実施されています。

学びのスパイラルを意識した構成により一体感のある内容

市販されているフランス語テキストの中には、各トピックに前後のつながりがないものがありますが、弊校のオリジナルテキストは違います。取り組んでいる最中の課題の文法や語彙の内容が、次の課題にも出てくるように構成されていることがポイントです。学習した語彙や表現をすぐに活用できるように作成されているため、知識が定着し、学んだ表現を身につけやすくなります。

日本人学習者にとって違和感のないテーマ

フランスをはじめとするヨーロッパ諸国で出版されているフランス語のテキストは、例文やダイアローグ、テーマなどがヨーロッパ諸国のフランス語学習者を想定して作られています。そのため、ヨーロッパ文化に馴染みのない日本人にとって、日本国外で出版されたテキストを使用してフランス語を学習することは、理解のハードルを1つ増やすことになってしまいます。しかし、弊校のオリジナルテキストは、日本人にとって違和感のないテーマなどで構成されているため、安心して使用していただけます。

ボリュームが大きく内容の濃いテキスト

弊校のオリジナルテキストは、一般的に使用されるフランス語学習テキストの約6倍の内容が詰め込まれています。これはどういった理由からなのでしょうか?

一般的にフランス語学校で使用されるテキストは、ヨーロッパ諸国の学習者による利用を想定して作成されています。そのとき、ヨーロッパ諸国の学習者は、フランス語と母国語との類似点が多いため、フランス語に関する受動的知識(学んだことがなくても語彙が推測できたり、話せなくても理解できるなど)をもっている場合があります。このため、彼らがレッスンで使用するテキストには、例文やダイアローグ、文法解説や練習問題が少なくても上達に支障がないのです。

しかし、日本人学習者の場合、フランス語の受動的知識が乏しいため、海外で出版されている主流のテキストを用いてフランス語を勉強するのは難しいと言えます。だからこそ、弊校では、日本人学習者のニーズに合わせ、より多くの例文や例題を取り入れ、内容の濃いボリュームのあるテキストを編纂しました。

フランス人デザイナーが手がけた可愛らしいデザイン

弊校のオリジナルテキストの表紙や、紙面のイラスト、デザインはすべてフランス人デザイナーによって制作されました。その可愛らしいデザインは、フランス語学習のモチベーションをより一層高めてくれるでしょう。

これらの工夫を加えることにより、市販の主流テキストを使用する場合と比べて、習得までの時間を短縮し、上達に必要な最低限の努力のみでフランス語に取り組めるレッスンメソッドの構築が実現しました。

フランス語教材 「C’est Sympa!」で学べる内容

弊校のオリジナルテキストは、日常会話・旅行会話にそのまま使える実践表現が満載!フランス語入門者でもスムーズに会話力が身につきます。

C’est Sympa Livret 1(入門、DELFA1)

まずは発音や挨拶から、フランス語の基礎をしっかり固めます。その後、自分や家族のこと、身の周りのことを簡単な表現を使って話せるようになるためのフランス語を学びます。好き嫌いや今後の予定など、自分の意思を伝えたり、相手の意見を尋ねたりできるようになることを目指します。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

入門編の目標・学習テーマ

  • フランス語の発音とアルファベット
  • 挨拶をする
  • 教室にあるものの名前を言う
  • 自分について話す、話し相手の情報を理解する
  • 数を数える
  • 曜日を言う
  • 年齢を尋ねる、言う
  • 人の外見を描写する
  • 家族のことを話す
  • 好みについて話す
  • いくつかの職業の名前を言う
  • 家族構成、職業について話す
  • 相手に質問する・相手の質問に答える
  • 感想を言う

目標達成のため学ぶ文法

  • 主語人称代名詞 je, vous, il, elle, ils, elles, nous
  • 人称代名詞強勢形 moi, vous, lui, elle, eux, elles, nous
  • 不定冠詞 (un, une, des)
  • 「Il y a combien de…」 を使った疑問文
  • 形容詞の性数一致
  • 「“C’est” + 名詞」 と 「“Il y a” + 不定冠詞」の用法
  • 「ne…pas」 「ne… pas de…」を使った否定文
  • 定冠詞(le,la, les)
  • 名詞の補語
  • 「Qui est-ce ?」 を使った疑問文
  • 「Comment?」 を使った疑問文
  • 「Il est + 形容詞」を使った構文
  • 動詞aimer, avoir, s’appeler, parler, habiter , être, travailler, étudier の活用
  • il y a + 不定冠詞と数
  • 所有形容詞 mon, ma, son, sa, votre, mes, ses, vos, leur, leurs
  • quel と où を使った疑問文
  • はい、いいえで答えられない疑問文
  • 動詞 『aimer + le, la, l’, les』の用法
  • 「C’est à qui ?」を使った疑問文
  • 副詞と、文章の中でのその位置
  • 動詞 aimer の度合い
  • はい、いいえで答えられない疑問文『Qu’est-ce que c’est?』と、答えられる疑問文の違い
  • 感想を言うための『c’est + 形容詞』 の用法
  • 所有代名詞 notre と nos

C’est Sympa Livret 2 (初心者1、DELFA1)

場所や方法、理由など多くのことを尋ねることができるようになるだけでなく、より幅広く依頼の表現を使えるようになります。また、副詞や様々な動詞を組み合わせる事で、より詳細にものごとを表現できるようになります。レストランやお店などのシチュエーションで、簡単な質問や、説明ができるようになります。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

初心者編①の目標・学習テーマ

  • イベント(誕生日会、さよならパーティーなど)の場所を決めるために意見交換をする
  • プレゼントを決めるために意見交換をする
  • カフェで飲み物を選ぶ
  • 商品について質問する
  • 値段を聞く
  • 量を言う
  • 支払いをする
  • 料理と飲み物を選ぶ
  • ウェイター/ウェイトレスを呼ぶ
  • 注文する
  • 支払いをする
  • 友達をレストランに招待する
  • 料理やレストランについての感想を言う
  • 洋服を選ぶ
  • 感想を伝える
  • 試着してもいいかを聞く
  • インターネットで注文する

目標達成のため学ぶ文法

  •  「Est-ce que …」を使った疑問文
  • 「動詞 aller +場所(男性形単数)」 の用法
  • 動詞 vouloir, prendre, préférer
  • 主語人称代名詞tu, on
  • 人称代名詞強勢形 toi
  • 動詞aimer の度合い
  • 「Qu’est-ce que … comme」を使った疑問文
  • aller+ 場所(女性形単数) の用法
  • 指示形容詞
  • 「Je voudrais」を使った 丁寧な依頼文
  • 「Est-ce que」を使った疑問文の復習
  • 動詞allerのさらなる勉強
  • 形容詞の性数一致の復習
  • 定冠詞と不定冠詞の復習
  • 部分冠詞
  • 所有形容詞「ton」、 「ta」 と「tes」
  • 否定疑問文への答え方
  • 疑問形容詞 『quel』+(選択)の用法
  • 副詞 『trop + 形容詞+ pour』 の用法
  • 複数形のx
  • 動詞essayer
  • 形容詞の性数一致
  • 指示形容詞
  • 色の表現
  • 「comment est-ce que」、「pourquoi est-ce que」、
  • 「quand est-ce que」、「où est-ce que」 を使った疑問文
  • quel を使った疑問文
  • 中性代名詞en
  • 「avoir besoin de」の用法
  • 指示形容詞
  • 所有形容詞
  • 感想の伝え方
  • 今まで勉強した単語の復習
  • 副詞的代名詞 y
  • 動詞avoir + 名詞/形容詞、 動詞être + 名詞/形容詞 の用法

C’est Sympa Livret 3 (初心者2、DELFA1–A2)

前置詞と動詞の関係を学びながら、自分の住まいなど身の回りのことについて表現する方法を身につけます。また、基本的な代名詞の使い方を習得することで、フランス語で道案内ができるようになります。義務や禁止の用法を勉強することで、表現の幅が一気に広がります。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

初心者編②の目標・学習テーマ

  • 自分の住まいについて話す
  • 自分の家賃について話す
  • 自分のアパートや家について話す
  • 自分の住んでいる地域について話す
  • 道を尋ねる
  • 道を教える
  • 時間を尋ねる/言う
  • ある活動の時間を尋ねる/言う
  • 義務を述べる
  • 禁止事項を述べる
  • ある活動について話す
  • 移動手段について話す
  • 時間の概念について話す
  • 誰かとなにか活動するために提案をする
  • 誰かとなにか活動するために待ち合わせをする
  • 活動の提案に意見をする
  • 国や目的地について話す
  • 風景について話す

目標達成のため学ぶ文法

  • 3パターンの質問文
  • 序数形容詞
  • 前置詞 à, dans, chez
  • quel を使った質問文
  • 指示形容詞
  • 前置詞 pour を使って目標を言う
  • 形容詞の位置
  • 動詞 trouver, voir, marcher, tourner à, prendre, arriver à, traverser, entrer, sortir, monter, descendre, aller, louer, se trouver, attendre, venir, revenir, pouvoir, vouloir
  • 代名詞 y, en
  • 一般的な時間の言い方
  • il faut の用法
  • il ne faut pas の用法
  • 「動詞faire+前置詞du/de la/de l’/des」の構文
  • 近未来形
  • 『si + 動詞現在形』 の条件を伴った提案
  • 動詞 『pouvoir + 動詞原形』
  • さまざまな動詞と表現 monter à、rester、se voir、connaitre、découvrir、se renseigner、se donner rendez-vous、avoir hâte
  • 縮約冠詞 + 国名
  • 人称代名詞on
  • 近未来形
  • 近過去形
  • 問題があったときに役立つ表現

C’est Sympa Livret 4 (初中級1、DELFA1–A2)

通常の過去を表現する複合過去、複数の動詞と前置詞を組み合わせた用法で近い過去を表す近接過去の2種類の表現を学びます。これにより日常の出来事についてフランス語で説明できるようになります。近接未来も合わせて学ぶことで、今週の予定などについて話せるようになります。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

初中級編①の目標・学習テーマ

  • 過去のことを話す
  • 家具や家の装飾について話す
  • 日常の活動について話す
  • 習慣について話す
  • 義務について話す
  • 日常的な活動を説明する
  • 比較する
  • くだけた言い方で時間を言う
  • 人の噂や外見について話す
  • 指示を与える
  • もはや真実ではない、または存在しないことについて話す
  • 比較する
  • 家族について話す
  • 学校や授業科目について話す

目標達成のため学ぶ文法

  • 助動詞avoirを使った複合過去
  • 助動詞êtreを使った複合過去
  • 時間の表現
  • 動詞 mourir, tomber, retourner, rentrer, passer など
  • 近接過去
  • 近接未来
  • 動詞 pouvoir と vouloir
  • その他の今まで勉強した動詞
  • se préparer, se réveiller や se préparerなどの代名動詞 の現在形と近未来形
  • 頻度についての表現
  • 動詞 devoir
  • 正式な時間表現
  • 副詞と形容詞を使った比較の表現
  • 名詞を使った比較の表現
  • 動詞を使った比較の表現
  • 「de … à 」を使った表現
  • 「avoir l’air de …」を使った表現
  • 動詞 「faire +du, de la, de l’, des」
  • 命令形
  • 「ne … plus」を使った否定文
  • 比較の表現
  • 家族に関する単語
  • 代名動詞の複合過去形
  • 複合過去形の助動詞にêtreを使う場合 と avoirを使う場合の違い
  • 時間軸に沿って話す
  • 副詞déjà とne … pas encore の用法
  • 色々な動詞の複合過去形
  • 過去を複合過去形にする
  • 「il y a」「depuis」「pendant」を使った時の表現

C’est Sympa Livret 5 (初中級2、DELFA2)

交通機関やホテルの予約など、旅行の計画を立てるため必要なフランス語表現を学びます。また、副詞や半過去形を使って過去の経験について話すスキルを身につけます。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

初中級編②の目標・学習テーマ

  • 外出を提案する
  • 映画のジャンルについて話す
  • 特に映画についての感想を言う
  • 健康状態や病気について話す
  • 身体について話す
  • 旅行の計画を立てる
  • 音楽について話す
  • ホテル、電車、レストランなどを予約する
  • 半過去形で話す
  • 休暇について話す

目標達成のため学ぶ文法

  • 「ni…ni」の否定表現
  • 副詞 déjà やjamais を使って過去の経験について話す
  • 「aller faire quelque chose」の表現
  • 近接過去形
  • 命令形
  • 「avoir quelque chose à faire」 の表現
  • 「avoir envie de + 名詞 または動詞」の表現
  • 部分冠詞
  • 命令形
  • 時間軸に沿って話す
  • 動詞 savoir と connaitre
  • 「前置詞pour+出来事もしくは継続時間」の用法
  • 直接目的補語の代名詞
  • quel や si を使った疑問文
  • 間接目的補語の代名詞
  • 現在形もしくは近接未来形の文中での「dans+継続時間」の用法
  • 形容詞の位置
  • 半過去形
  • 「trop de + 名詞 」 や 「assez de + 名詞 」の用法
  • 「en/dans + 地方」や「de/du + 出身地」 の用法
  • 「avoir peur de+動詞原形」の用法
  • 複合過去と半過去の区別をつける

C’est Sympa Livret 6 (初中級3、DELFA2)

未来のことについて話すために必要な3つの未来形を身につけます。また、仮定の用法や否定形についても学ぶことで、不確実なことを表現するための幅を広げます。関係代名詞にも触れるため、より複雑な文章構造にも対応できるようになります。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

初中級編③の目標・学習テーマ

  • 未来のことを予測する
  • 冗談を言う
  • 身体的な外見について話す
  • 将来起こりうることを仮定する
  • 未来の計画を立てる
  • 意見を言う
  • 人の性格について話す
  • 不確実なことについて話す
  • 電子機器、電気機器について話す
  • 誰か または 何か について話す
  • 食卓に関する表現と語彙
  • 職歴について話す
  • 履歴書を書く

目標達成のため学ぶ文法

  • 単純未来形
  • 「si + 単純未来形」の構文
  • 「quand + 単純未来形」の構文
  • 「前置詞+avantまたはapres+名詞」
  • 未来形の違い(現在形、近接未来、単純未来)
  • 形容詞 tout
  • 「ne … rien」を使った否定文
  • 否定形
  • 関係代名詞 qui, que
  • 代名詞としての tout
  • 「faire faire」 と 「se faire faire」 の表現
  • 時間表現
  • 語尾が-ment で終わる副詞
  • 副詞の位置
  • 複合過去と半過去
  • 願望を表す条件法現在形の用法
  • くだけた表現

C’est Sympa Livret 7 (中級1、DELFB1)

フランスの歴史や文化に関するテーマに沿って、日常で起きた出来事を細かく描写するための文法を身につけます。また、生活で起こりうるシチュエーションを取り上げ、日常会話に必要な語彙を学ぶことで、よりフランス語らしい表現を身につけます。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

中級編①の目標・学習テーマ

  • 旅行、計画、試験などの準備について話す
  • 人との出会いについて話す
  • アドバイスをする・求める
  • ニュースについて話す
  • 有名人について話す
  • 習慣、趣味、週末のことについて話す
  • 警察署にて
  • パーティーを計画する
  • 交換留学の準備をする
  • 海外での生活でしたいことについて話す
  • もしあなたがフランス人だったら…
  • 次の休暇の予定について話す
  • 海外への引っ越しを準備する
  • 昨日の出来事について話す
  • 新しくはじめた仕事について話す
  • 個人的な近況、仕事の近況について話す
  • ある国についての変化について話す

目標達成のため学ぶ文法

  • 大過去
  • 半過去と複合過去
  • 動名詞
  • 名詞化
  • 同格
  • 外出、旅行に関わる語彙
  • 代名詞 « y », « en »の場所
  • 肯定文・否定文におけるCODとCOI
  • 指示代名詞 « celui-ci », « celui-là », « celle-ci », « ceux-là »
  • 疑問代名詞 « lequel », « laquelle », « lesquels », « lesquelles »
  • « si » + 半過去 + 条件法の用法
  • « si » + 現在 + 現在の用法
  • « si » + 現在 + 単純未来の用法
  • 条件法現在
  • « afin de », « de peur de », « dans le but de », « de manière à » + 不定詞の用法
  • « pour » + 不定詞 / « pour » + 名詞で目的を表現する
  • 否定の用法 « ne … rien », « ne … personne », « ne … aucun », « personne ne … », « rien ne … » と否定形の文構造

C’est Sympa Livret 8 (中級2、DELFB1-B2)

関係代名詞に理解を深めることで、場所や人物、ものごとの描写がより詳しくできるようになります。また、誰かの発言を改めて誰かに伝える「間接話法」を身につけることで、フランス語で過去の出来事を説明するスキルを高めます。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

中級編②の目標・学習テーマ

  • 第三者の発言を伝える
  • 誰かにアドバイスする
  • 誰かを紹介する
  • 過去の出来事について話す
  • 計画について話す
  • 自分の感情を表現する

目標達成のため学ぶ文法

  • 間接話法
  • 接続法
  • 関係代名詞« où », « dont », « qui » et « que »
  • « ce qui… » et « ce que… »の構造
  • 時制の一致
  • 未来形と条件法
  • 接続法、直接法、不定詞の用法

C’est Sympa Livret 9 (中級3、DELFB1-B2)

日常生活の中でも、主張をする状況において役立つフランス語文法や語彙を学びます。これを応用し、仕事場や就職面接、初めて会う人への状況説明など、より丁寧な表現が求められるシーンを扱います。過去と未来を交えて第三者に状況を説明するスキルが鍛えられます。

具体的には、以下のことが学べる内容になっています。

中級編③の目標・学習テーマ

  • 仕事場で役職が変わる
  • 人生の異なる時期を比べる
  • 自分の見解を述べる
  • 尋問する
  • 仕事場で不満を言う
  • ある人物に関して不安を述べる
  • 言い争いをする
  • 就職面接
  • 新たな仕事環境について話す
  • 自分にとって大事なことや人物について話す
  • 久しく会っていない友人について話す
  • ある生活様式と習慣について調べる
  • ある話題について自分の主張を述べる

目標達成のため学ぶ文法

  • 原因と結果の表現
  • 比較、最上級
  • 反対と譲歩
  • 先行性と後続性
  • 不定限定辞
  • « ne…que » で制限を表現する
  • 受動態
  • 前置詞« par »、 « de »の受動態での使い方
  • 類語
  • 二重代名詞
  • 倒語
  • 受動態の過去形・未来形
  • 間投詞
  • 過去に関する談話
  • 比率と統計

上級以上:フランス語での討論に関する指導と実践、筆記添削など (DELFB2〜)

「基本的な文法や語彙を既に身につけており、ある程度フランス語も話せる」という方には、上級以上のクラスが適しています。ここでは、さまざまな話題についてディスカッションしたり、自分の考えを作文にまとめたりできるレベルを目標とします。

ファッションや文化などフランクな話題から、政治や経済など時事問題に至るまで、さまざまな話題に関して自由に討論しながらフランス語が学べます。日常会話にも役立てられるばかりか、ビジネスシーンでも使える言葉づかいを学ぶことができます。生徒様の要望によっては筆記の添削を中心にレッスンが進むこともあり、フランス語の総合力を高められるクラスです。

このクラスで目指すレベル

  • 自分が普段考えていることをフランス語で積極的に話せる力をつける
  • どんなテーマであっても作文で柔軟に対応できる力をつける
  • 幅広い語彙・表現のバリエーションをもつ
  • 文法知識を活用し、複雑な文を操る

サンパ独自のフランス語学習メソッド

エコールサンパは1994年に開校以来、東京で会話に特化したフランス語レッスンを続けています。生徒さんとの対話をしていく中で日々レッスン内容を改良していき、その過程で会話力を育てるノウハウを培ってきました。「話せる!」喜びをできるだけ早く感じてもらいたい。その一心でカリキュラムを作成してきました。そして、現場の声を日々のレッスンの実践に取り入れ、これからも改善し続けていきます。

レッスンの構造について

効率的な語学学習という観点から見れば、弊校のように、1回のレッスンをいくつかのポイントに分けることのメリットは多くあります。たとえば学習者にとっては、レッスン内容が区切られることで、知識の定着を促す目印をつくることができるだけでなく、初めて触れる内容に対してアプローチがしやすくなります。

ここでは、エコールサンパならではのレッスンの構造について、その一端をお見せします。

弊校のレッスンは、主に以下の5つのパートに分けて進行しています。

まとめ:実用的なフランス語力を身につけたい方に

以上のカリキュラム、メソッドや構造を見て分かるように、サンパのレッスンでは学習内容の実践や活用にほとんどの時間を割いています。

しかし、特に文法学習等においては、生徒は机に向かい、ホワイトボードを使って解説する講師の話を聞くというレッスンスタイルを用いる語学学校がたくさんあります。

エコールサンパでは、学んだ知識を存分に会話に活用できる環境が整っており、実用的なフランス語総合力が身につくレッスンを行っています。

もしあなたが、「レッスンで得た知識を積極的に使って、フランス人との実際の会話に役立てていきたい。もっと自由にフランス語で話せるようになりたい」と考えるなら、サンパのメソッドやカリキュラムと相性が良いといえるでしょう。

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