フランス語の独学で注意すべきことは？

早く語彙力をつけたい、早く高度な文法知識を学びたい、という気持ちも分かりますが、一気に語彙を増やし、文法をひととおり勉強してから会話の方法では、流暢に話せるようになるまでに、かなりの時間がかかります。

それに初対面の人との会話は、自己紹介や食べ物のことなど、平凡な話題で、シンプルな会話から始まることが多いもの。

この段階でスムーズに会話できてこそ、さらなる展開があります。

まずは一般的な話題でよく使われる基本単語と、文法の基本をマスターしましょう。

それらを正しく使って即座に文を作り、通じる発音で伝えられるようになることが大切です。

フランス語は特に母音の数が多く、日本語にない音がたくさんあります。

日本の参考書で見かけるカタカナ表記は、便利ですが、これに頼りきるのは危険です。

これは、あえて日本語に例えるならば近い音を表記しているだけで、

フランス語の正確な発音を表してはいません。

これで学んでいては単語の綴りを覚えるにも一苦労。
また、無意識のうちに日本語で考える癖がつき、それが抜けません。

ですから、最初からネイティブに通じるフランス語らしい音を身につけましょう。

フランス語らしく聞こえる、自然なイントネーションも大切です。

なぜなら、通じる話し方を身につけている自信があれば、いざという時も緊張せず落ち着いて話せるからです。

でも、発音から学びはじめると、最初はほとんど上達していないように感じるかもしれません。

しかし、この最初の発音学習の成果は、必ずあとで感じられるはず。

発音をマスターすれば、音と綴りの法則が分かるので、単語をスムーズに覚えられます。
のちに発音の癖を矯正する必要もありません。

結果、「フランス語で通じ合う」ことをゴールとすると、カタカナ表記に頼るより、ずっと近道となるのです。

丸暗記が役立つ場合もありますが、すべて丸暗記に頼るのは非効率。

なぜなら、丸暗記しただけの語彙は、とっさのときに口から出てこないからです。

覚えたことを使って即座に文を作れるようになるには、もっと刺激的な練習が必要です。

例えば、動詞の活用を覚えるなら、丸暗記でなく、こんなアクティブな学習が必要です。

• 主語＋動詞＋名詞くらいの、簡単な文を作ってみる。
• 次にどんどん主語を変えていく。
• 冠詞の使い方を練習する時も、文章を1つ作って、名詞を複数形にしてみる。
• 今度は肯定文から否定文に。

これを練習を声に出して、素早く流暢に文がつくれるようになるまで繰り返すと効果的です。

自分の知らない単語ばかり出てきて、聞いても全く分からないことがありますよね。

しかしキーワードだけ聞きとれれば、話の大意は把握できますよね。

それなら、大筋を把握する訓練を積みましょう。

音声付きのテキストを活用して、以下のように練習しましょう。

• まずテキストを見ないで音声を聴く
• くりかえし聴く
• 聞きとれた単語をメモして、そこから大筋を推測する
• テキストで確認する

私たちのYouTubeチャンネル「サンパテレ」であれば、そんな学習も可能です。

日本語字幕なしで観て大筋を把握。次に日本語字幕で詳しく確認。

自分のレベルにぴったりの内容より、上のレベルにチャレンジすることがポイントです。

– 無料で学べるコンテンツも –

サンパのレッスンなら、あなたにぴったり合ったクラスで、話す・聞く・理解する・文法・語彙を増やす力をバランスよく上達させることができます。

文法知識・語彙量を一気に詰め込まず、段階的にレベルアップしながら、習ったこと使ってコミュニケーションする練習に重点を置いているのが私たちの特長です。

また、教室では、あなたのレベルを正確に把握し、それに応じて話してくれる講師とだけでなく、担任以外の講師と話せる、ストレッチ的な練習機会もあります。

場数を踏んでしっかり練習し、自分のフランス語がフランスで通じることを知っているから、いざという時、フランス語圏の人とコミュニケーションする時も、気負わず構えず話ができる。

初心者からはじめても、”本当に使えるフランス語”が早く身につく学びの場です。

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